東南アジアのインフルエンサー招き ホタテやナマコのツアー

中国による日本産の水産物の輸入停止が続く中、出荷が滞っているホタテやナマコの販路を拡大しようと、東南アジアで活動するインフルエンサーや現地メディアを招いて魅力を伝えるツアーが行われました。

これは、ホタテやナマコの販路拡大を支援しようと農林水産省が企画し、フィリピンとタイ、シンガポール、それにマレーシアの4か国で活動するインフルエンサーやメディアの関係者9人が招かれました。

一行は、初めに平内町にある特産のホタテをテーマにした観光施設を訪れ、ホタテの生けすの前で殻むき体験をしたあと、漁協の職員からホタテの養殖方法について説明を受けました。

その後、青森市内の中華料理店に移動し、県産ナマコを使った料理を動画に収めながら試食し、カメラに向かって味の感想を説明していました。

フィリピンでタレント活動を行っている日本出身のFumiyaさんは「フィリピンでホタテを見たことはないが、現地の人に食べてもらえるよう、おいしさをわかりやすく伝えていきたい」と話していました。

県漁業協同組合連合会ほたて課の齊藤英司課長は「陸奥湾のベビーホタテはほかでは味わえない唯一無二のものだと思っているので、これを中国以外にも積極的にアピールしていきたい」と話していました。