五所川原市の職員死亡 市長ら交通事故現場訪問 防止策検討

今月、五所川原市の市道で市の職員が車にはねられて死亡した事故を受けて、再発防止策を検討しようと、佐々木市長や警察などが事故現場を訪れました。

今月3日、五所川原市一ツ谷の市道で市職員の54歳の男性が軽乗用車にはねられて死亡し、警察は57歳のトラック運転手をひき逃げの疑いで逮捕しました。

現場ではことし9月にも、歩行者が車にひかれて死亡する事故が起きていることなどから、再発防止策を検討しようと、市や警察の関係者およそ15人が19日、現場を訪れました。

佐々木市長と五所川原警察署の菊池智和署長が献花したあと、警察が当時、路面や歩道が雪に覆われていたことなどを説明しました。

その後、コミュニティーセンターに移動して検討会を開き、佐々木市長は「市の職員を亡くし、大変痛ましい思いだ。情報共有をしながら再発防止に向けての対策を検討していきたい」とあいさつしました。

検討会では、▽見通しのよい直線道路のため、スピードを抑えるための道路整備が必要ではないかとか、▽電灯をより明るくするべきではないかといった意見が出されていました。

五所川原警察署の菊池智和署長は「さまざまな意見が出たので一度持ち帰り、関係機関とどのように改善できるか検討していきたい」と話していました。