りんごの出荷作業にトヨタの生産方式による改善 弘前市

弘前市では、りんごの出荷作業の効率化を図ろうとトヨタ自動車の手法を応用して作業にあたる取り組みを進め、13日、その様子が報道陣に公開されました。

トヨタの生産方式は生産工程を洗い出しむだを省くことで効率良い生産を目指すノウハウで、弘前市はこれを取り入れて持続可能なりんご産業の発展を目指しています。

弘前市にあるJAつがる弘前の施設では13日、改善点をさぐる様子が公開されトヨタの担当者がJAの職員とともに通常の作業の様子を見ながら調査しました。

その結果、ベルトコンベアで運ばれてくるりんごを段ボール箱にいれる作業では用意する段ボールが手に届きにくい場所にあることが指摘され、置き場所の変更についてアドバイスを受けていました。

トヨタアグリバイオ事業部の曽根篤さんは「無理な姿勢は体に負荷がかかり安全面にもよくない。力の弱い方でも作業ができるような改善をしたい」と話していました。

JAつがる弘前の齋藤誠りんご部長は「トヨタの生産方式による改善で少しでも多く荷造りして世界にりんごを届けたい」と話していました。