マイナンバーカード総点検 障害者手帳に1件の誤り 青森県

マイナンバーカードをめぐるトラブルを受けた総点検で、青森県は国の指示に基づいて障害者手帳について点検した結果1件の誤りがあったことがわかりました。
県によりますと、この誤りによる個人情報の流出は確認されていないということです。

マイナンバーカードをめぐっては別人の情報がひも付けられるなどの誤りが全国で相次ぎ、県は国の指示に基づいてことし9月からすでにマイナンバーとひも付いている障害者手帳あわせておよそ6万2000件の情報を確認したところ、総点検を行っていました。

その結果、精神障害者保健福祉手帳で1件ひも付けの誤りが確認されたということです。

手帳の交付日や等級などが別の人のマイナンバーに誤ってひも付けられていて、職員がシステムに入力する際の人為的なミスが原因だということです。

誤ってひも付けられた情報のなかに特定の個人を識別できるものはなく情報を管理するサーバーにも閲覧された記録がないことから県は個人情報の流出はしていないとしています。

県は誤ってひも付けされた情報をいったん見られないようにした上で今後、修正する予定で、本人に電話で説明していて今後直接謝罪しに行くということです。

県は今後同じマイナンバーに複数の人の情報がひも付けされないようシステムを改修するなどして再発防止に努めるということです。