むつ市の高校で原発事故発生時の避難対応を学ぶ訓練

地震によって東通村にある原子力発電所で事故が発生したという想定で、生徒たちが避難の際の対応を学ぶ訓練がむつ市の高校で行われました。

この訓練は、むつ市の県立大湊高校で行われ全校生徒およそ400人が参加しました。

訓練は、地震によって東通村にある東北電力の東通原子力発電所で事故が発生し、放射性物質が外部に放出されたという想定で行われました。

避難はクイズ形式で行われ、参加した生徒たちは屋外か屋内、あるいは脇野沢方面か青森市方面に車で移動するという4つの選択肢の中から適切だと思うものを1つ選んだうえでそれぞれ決められた場所に移動していました。

このあと、訓練の進行役の生徒たちが東通原発で事故が起きた場合は、被ばくしないよう屋内に避難するか、発電所に近づかずより遠ざかるために、脇野沢方面に避難した方がフェリーも活用できてよいことなどを説明していました。

訓練の進行役を務めた2年生の大高陽和さんは「いつも教室だけで避難訓練をしていて体育館から避難するのは初めてだったので、いい体験だったと思う。家に帰ったら家族とも避難についてしっかり話し合っておきたい」と話していました。