弘前市出身の元関脇若の里の西岩親方が地元で初の相撲大会開催

青森県弘前市出身の元関脇・若の里の西岩親方が、地元で初めて相撲大会を開き、子どもからお年寄りまでが熱い戦いを繰り広げました。

「若の里杯相撲大会」は、元関脇・若の里の西岩親方が、多くの人たちに相撲を楽しんでもらおうと出身地の弘前市で初めて企画し、青森県武道館には地元のほか、秋田県や山形県などから3歳から71歳までのおよそ280人が集まりました。

対戦は、相撲経験者と未経験者に別れて行われ、経験者の小中学生の部門では児童や生徒らが相手を力強く押し出したり、まわしをつかんで投げたりし、日頃のけいこの成果を発揮していました。

一方、未経験者の園児の部では、子どもたちが相手の足を持ち上げたり、懸命に押したりしてかわいらしく動き回り見物客が盛んに声援を送っていました。

このほか、高校生以上のマスターズ部門に出場した最高齢の71歳の男性がしっかりとした立ち回りを見せ、会場を沸かせていました。

経験者の中学校個人戦で優勝した鰺ヶ沢町の中学3年生、小笠原広祐さんは「西岩親方にいい相撲を見てもらえたと思います。練習を積んで強い力士になりたいです」と話していました。

西岩親方は「大会をきっかけに、新たに相撲を始めたり相撲を継続したりしてもらい、青森出身の力士を育てたい」と話していました。