子どもたちが魚をさばいて「ホッケカツ」作る 大間町
地元であまり活用されてこなかった「ロウソクホッケ」と呼ばれる魚を、子どもたちが自分でさばいて「ホッケカツ」を作って味わう授業が大間町で行われました。
この授業は、地域でとれるものの市場にはほとんど出回らない魚にも関心を持ってもらおうと、大間町の奥戸小学校で行われ、小学5年生と6年生、わせて10人が参加しました。
調理に使われたのは、隣の佐井村の港で水揚げされた体長20センチほどの地元で「ロウソクホッケ」と呼ばれる魚で、子どもたちは漁業関係者から魚のさばき方を教わると、おそるおそる包丁で切り込みを入れて三枚におろしていきました。
このあと、卵やパン粉をつけて下準備をした魚の切り身を大人たちに揚げてもらって「ホッケカツ」を作りました。
さらに、子どもたちはすりつぶした魚を入れたカレーも作り、揚げたての「ホッケカツ」の上にたっぷりとかけて、ホッケカツカレーをおいしそうに味わっていました。
初めて魚をさばいたという小学5年生の女の子は「思っていたよりもうまくできたしおいしかった。家族や弟にも食べさせてあげたいです」と話していました。
また、授業を企画した大間町の団体「海と大間の未来つくり隊」の島康子さんは「目の前に海があってそこでとれるおいしい魚を食べられる幸せを、子どもたちに感じてもらいたい」と話していました。