ジーコ氏が青森県訪問「小さな町のクラブでも日本一に」

ジーコ氏が青森県訪問「小さな町のクラブでも日本一に」

“サッカーの神様”と呼ばれ、日本代表の監督も務めたジーコ氏が指導者向けのトークイベントを行うため青森県を訪れました。
イベントを前に県庁を訪問し「小さな町のクラブでも日本一になれる」と自身の経験を踏まえて県内のクラブチームにエールを送りました。

ジーコ氏はサッカー・ブラジル代表の中心選手としてワールドカップに3度出場し、引退後は日本代表監督などを務め現在は、かつて所属したJ1・鹿島アントラーズのクラブアドバイザーを務めています。

鹿島アントラーズの選手によるサッカー教室が毎年、むつ市で開かれている縁でジーコ氏は21日夕方、サッカー指導者向けのトークイベントを青森市で行うことになりこれを前に県庁を訪問しました。

出迎えた宮下知事は「Jリーグが開幕したころのジーコさんの姿を見て自分もサッカーを始めた。お会いできてうれしく思います」とあいさつしました。

ジーコ氏は「青森県に来ることができてうれしい。トークイベントを通じて多くの選手が青森県から育つことを願っている」と応じました。

その後の懇談で宮下知事が、県内には現在、J3やJFLに所属するクラブチームがあることを伝えるとジーコ氏は「小さな町からスタートしたクラブでも日本一になれることを鹿島アントラーズが証明した。青森県からもいずれJ1のチームが出てきてもおかしくない」とエールを送りました。

このあと、ジーコ氏はサイン入りのユニフォームと色紙を知事にプレゼントしていました。

ジーコ氏は午後7時までトークイベントを行い、その後、お気に入りの県産の日本酒を楽しんでから22日、青森を離れる予定だということです。