知事と教育長 初の総合教育会議 改革実現で協力を確認 青森

宮下知事と風張知子教育長が就任してから初めての総合教育会議が開かれ、教育改革を実現するために一致して協力していくことを確認しました。

総合教育会議は、知事と教育委員会が教育政策の方向性を協議する場で、26日は知事と教育長や5人の教育委員などが参加して開かれました。

今回は、宮下知事と風張教育長が就任してから初めての開催で、宮下知事は「子どもたちを中心にした教育改革を本気で実現していきたい。私たちと教育の現場との間に距離があることを意識して議論を進める必要がある」とあいさつしました。

このあと、教育改革担当の大谷真樹知事参与が、宮下知事が立ち上げた「青森県教育改革有識者会議」では、教員の働き方改革やデジタルツールの活用の推進のほか、校長の権限拡大による学校経営力の強化などを軸に議論を進めていることを報告しました。

これに対して風張教育長は「知事と教育委員会の考えが同じ方向だと確認できたのはとても意義深いことだ。これを現場までどのように落とし込めば確実に改革を進めることができるのか、教育委員会として考えなければならない」と応じていました。

県は、来年春に改定される、県の教育政策の大枠を定める「教育大綱」に有識者会議の提言を反映させるため、今後、総合教育会議で調整を進めることにしています。