大鰐町で「赤ビーツ」の収穫盛ん

鮮やかな赤紫色をした野菜、「赤ビーツ」の収穫が、大鰐町で盛んに行われています。

ビーツは、カリウムや鉄、それにポリフェノールなどの栄養が豊富に含まれる野菜で、大鰐町では、皮だけでなく実も赤紫色をした「赤ビーツ」の栽培に6年前から取り組んでいます。

このうち、油川美智子さんの畑では先月下旬から収穫が行われていて、大きく育った赤ビーツが次々と土から引き抜かれていました。

収穫された赤ビーツは、町内にある観光施設で、1つ100円から300円ほどで販売されるほか、粉末にして、町内産のりんごと合わせたオリジナルジュースなどに加工されるということです。

赤ビーツを栽培している油川さんは、「ことしは暑さの影響で育てるのが大変でした。赤ビーツは美容などにいい栄養が含まれているので、サラダや鍋ものなどにして食べてもらいたい」と話していました。

また、赤ビーツの生産を進めている「大鰐温泉もやし増産推進委員会」の相馬康穫さんは、「例年どおりのいいビーツが取れていると思います。ビーツをいろいろな料理に使ってもらって、地域の人たちに元気になってもらいたい」と話していました。

大鰐町の赤ビーツの収穫は、今月いっぱいまで行われるということです。