宮下知事 台湾訪問の成果強調“貿易・観光の関係さらに強化”

宮下知事は24日までの6日間、台湾を訪れ、県産りんごのPRや空の定期便の再開に向けた要請などを行いました。
帰国した宮下知事は「しっかりとプロモーションできた」と成果を強調し、今回の訪問をきっかけに貿易や観光の面での関係をさらに強化することに意欲を示しました。

宮下知事は今月19日から24日にかけて就任後初めての海外公務として台湾を訪れました。

台湾は青森県産が大半の日本のりんご輸出、およそ4万トンのうち7割ほどを占めていて青森県にとって最大の輸出先です。

現地で宮下知事は青森県産りんごの輸入業者や小売業者で作る「青森りんご友の会」の発足10周年を記念する式典に出席し、県産りんごの取り引きの拡大を呼びかけたほか、百貨店などで行われたイベントにも相次いで参加し、県産りんごの魅力をアピールしました。

また、台湾の航空会社「エバー航空」を訪れ、新型コロナの感染拡大以降、運休している台湾の台北と青森空港を結ぶ定期便の再開を要請したほか、エバー航空主催のマラソン大会にも参加し、観光客誘致に向けて青森県をPRしました。

帰国した宮下知事は25日報道陣の取材に応じ、「現地では県産りんごが日本円で1個500円から700円だが次々と売れていて評価が高いと感じた。最大の輸出先でしっかりとプロモーションすることができた」と台湾訪問の成果を強調しました。

その上で「りんごはもちろんホタテも輸出するなど経済交流を続け、観光や文化の面でも交流を深めていきたい」と述べさらなる関係強化に意欲を示しました。