外国人誘客目指して マグロ一本釣り体験のモニターツアー開催

外国人観光客を下北半島に呼び込むための新たな観光コンテンツの開発に向けて、24日、大間町の漁業者と一緒にマグロの一本釣りを体験するモニターツアーが、旅行会社の関係者を招いて行われました。

モニターツアーは下北半島の観光プログラムなどを企画している一般社団法人、「しもきたTABIあしすと」が25日までの3日間行っていて、24日は外国人向けの旅行会社の担当者など4人が夜明けとともに漁船に乗り込んで大間町の漁港から沖合のマグロの漁場へと向かいました。

そして、マグロ漁師の伊藤憲也さんに道具を見せてもらいながらマグロを釣り上げたり船の上で処理したりする方法を教わったあと、参加者たちはえさとなるブリの幼魚を針につけて海に投げ入れ、およそ2時間、漁に挑戦しました。

残念ながら24日はマグロの姿は見られず、参加者たちは大間崎の飲食店でマグロのさまざまな部位が楽しめる丼などを味わっていました。

参加した旅行会社の担当者は「マグロ漁船に乗る体験はほかではできないと思うのでとても楽しかった。通訳や宿泊場所をどうするか少し検討する必要があると思う」と話していました。

また、「しもきたTABIあしすと」の萬谷昂大さんは「マグロがキラーコンテンツとして海外の方に関心を持ってもらえることがわかったので、ニーズに応えられるような体験にして来年度以降の実施に向け取り組んでいきたい」と話していました。