JR津軽線の代行バス 要望を受け午後の時間帯に増便

JR津軽線の不通区間で運行されている代行バスについてJR東日本は、沿線自治体からの要望を受けて、16日から高校生などの利用が多い午後の時間帯に増便しました。

JR津軽線は、去年8月の記録的な大雨以降、蟹田駅と三厩駅の間で不通となっていて、JR東日本と沿線自治体などが今後の地域の交通体系について鉄路の存廃を含めた議論を続けています。

JRは現在、不通区間の代替交通としてバスや乗り合いタクシーを運行していますが沿線自治体からの要望を受け、16日から、平日の午後の時間帯にバスを2便増便することになりました。

このうち、青森駅から到着する列車に接続する形で、蟹田駅を午後5時半に出発するバスには、下校中の高校生など15人が乗り込みました。

バスを利用した青森市内の高校に通う男子生徒は「これまでは接続するバスがなかったため、長い時間、青森駅で待たなければならず、帰りが夜遅くになっていた。今後はこの便を頻繁に利用して自分のやりたいことをやっていきたい」と話していました。