むつ市の女性殺害事件から14年 警察が情報提供呼びかけ

むつ市で当時55歳の会社役員の女性が殺害された事件から今月で14年になり、警察はちらしなどを配って情報の提供を呼びかけました。

14年前の平成21年10月7日、むつ市仲町の会社役員、齊藤朋子さん(当時55)が自宅の寝室で血を流して倒れているのが見つかり、その後、死亡しました。

警察は齊藤さんの首に絞められたような痕があったことから、殺人事件として捜査を続けていますが、犯人の逮捕には至っていません。

12日は県警察本部とむつ警察署の警察官11人がむつ市中心部のスーパーの前で、事件の発生日時などが書かれたちらしやポケットティッシュを配って情報の提供を呼びかけました。

警察によりますと、これまでにのべおよそ10万4000人の警察官が捜査にあたりましたが、まだ犯人の逮捕につながる有力な情報は得られていないということです。

むつ警察署の佐藤大氣署長は「事件から14年たったが、警察は犯人を捕まえるまで絶対にあきらめない。ささいな情報でもいいので提供してほしい」と呼びかけています。

事件に関する情報は、▽むつ警察署の電話番号、0175(22)1321か、▽県警察本部のホームページで受け付けています。