平川市の猿賀神社で伝統芸能の「獅子踊」を披露する大会

平川市の猿賀神社で、津軽地方の伝統芸能「獅子踊」を披露する大会が4年ぶりに行われました。

「獅子踊」は、五穀豊穣などを願って踊り手たちが猿の面や獅子頭をつけて踊る津軽地方の伝統芸能です。

平川市の猿賀神社では、例年この時期に行われる「十五夜大祭」の奉納行事として獅子踊大会が開かれていましたが、去年まで3年間は新型コロナの影響で中止となっていて、ことし4年ぶりの開催となりました。

ただ、28日はあいにくの雨のため、神社に隣接する屋内施設で平川市や五所川原市などから11組の踊り手が参加して行われました。

踊り手たちは順番に、笛や太鼓に合わせて首を振ったり衣装をはためかせたりする踊りを披露しました。

訪れた人たちは、迫力ある踊りに大きな拍手を送っていました。

踊りに参加した鶴田町の小学生は「大会で踊るのは初めてで少し緊張したが、最後まで頑張れてよかった」と話していました。

同じく参加した平川市の50代の男性は「参加団体が例年の半分だったので、コロナの影響かと思うがこれから来年、再来年と続いて担い手が増えていけばいいと思う。これからもイベントがあれば参加して多くの人に見てもらいたい」と話していました。