弘南鉄道 一部区間は来週中の運転再開を目指す

レールの摩耗など異常が見つかり運転見合わせが続く弘南鉄道の弘南線と大鰐線について、27日弘南鉄道は異常のあった場所の補修にとりかかったうえで一部区間は来週中の運転再開を目指すことを明らかにしました。

弘南鉄道はレールの一部に摩耗などの異常が見つかったため25日から弘南線と大鰐線のいずれも全線で運転を見合わせていて、27日の会見でこれまでの点検で、弘南線で3か所、大鰐線で3か所のあわせて6か所でレールの異常が見つかったと説明しました。

弘南鉄道によりますと先月の大鰐線の脱線事故を受けて外部の調査機関に依頼して調査を行っていましたが、その過程で会社の従来の点検方法に誤りがあることを指摘され改めて正しい方法で点検したところ今回、異常が見つかったということです。

弘南鉄道は異常のあった場所の補修にとりかかり、弘南線では弘前駅と田舎館駅の間、大鰐線では大鰐駅と弘前学院大前駅の間で来週中の運転再開を目指すということです。

全線での運転再開は来月中旬から下旬を目指すとしています。

また、来月3日からをめどにバスによる代行輸送を始める予定だということです。

弘南鉄道の成田敏社長は「弘南線と大鰐線の両線で不具合が確認され、利用者にご不便をおかけし申し訳ございません。補修を実施して速やかに復旧するよう努めます」と話していました。