八戸市の弁当で体調不良 被害は東北や関東で数百人に及ぶか

青森県八戸市の駅弁メーカー、「吉田屋」の弁当を食べたおよそ100人が体調不良を訴えている問題で、弁当は東北や関東のスーパーで開催された弁当のイベントで販売されていたことが分かりました。
保健所は被害は数百人に及ぶおそれもあるとみて詳しいいきさつや原因を調べています。

八戸市保健所によりますと、今月17日、八戸市の駅弁メーカー、「吉田屋」の弁当を食べた複数の人が体調不良を訴えていると連絡があり、19日午前までに福島県などでおよそ100人が下痢やおう吐などを訴えているということです。

保健所によりますと、弁当は青森県内の駅などのほか、県外のスーパーで開催された弁当のイベントで販売されていたことが分かりました。

このうち福島県内を中心にスーパーを展開する「ヨークベニマル」によりますと、今月16日、東北や関東の240店舗で開催したイベントで吉田屋の海鮮弁当1000個余りを販売していて、これまでに39人から「ごはんが糸を引いている」や「変な臭いがする」といった申し出があったということです。

また、埼玉県を中心にスーパーを展開する「ヤオコー」では、今月16日、関東の180店舗で開催したイベントで海鮮弁当を1200個余り販売し、これまでに21人から体調不良の情報が寄せられたということです。

八戸市保健所は、被害は少なくとも数百人に上るとみていて、詳しいいきさつや原因について調べています。