クリーニング工場労災死亡事故 会社と代表取締役を書類送検

ことし1月、弘前市にあるクリーニング工場で作業にあたっていた20代の男性が頭を機械に挟まれて死亡し、弘前労働基準監督署は事故を防ぐ安全装置を適切に設置していなかったとして労働安全衛生法違反の疑いで会社と代表取締役を14日、書類送検しました。

弘前労働基準監督署によりますとことし1月、弘前市にある衣類のドライクリーニングなどを行う工場で作業にあたっていた20代の男性が脱水に使われる直径およそ1メートルの筒状の機械に頭をはさまれて死亡しました。

男性は機械が突然停止したため原因を調べようと内部をのぞき込んだところ頭を挟まれたということです。
機械には法律で義務づけられている事故防止のための安全装置が備えられていましたが、この工場ではその一部を取り外していた疑いがあるということで、弘前労働基準監督署は労働安全衛生法違反の疑いで運営会社の「弘前ドライクリーニング工場」と60代の代表取締役の男性を書類送検しました。