青森県 自転車のヘルメット着用率2.5% 全国2番目の低さ

ことし4月に着用が努力義務となった自転車用のヘルメットについて、警察庁が都道府県ごとの着用率を調査したところ、青森県内のヘルメット着用率は2.5%で、全国で2番目に低くなりました。

自転車に乗る際のヘルメットの着用は道路交通法の改正でことし4月から努力義務となっていて、警察庁は7月時点の都道府県ごとの着用率を調査し、14日、結果を公表しました。

このうち青森県内の調査ではヘルメットを着けていたのは800人のうち20人で着用率は2.5%となり、新潟県の2.4%に次いで全国で2番目に低くなりました。

全国平均は13.5%で、着用率が最も高かったのは愛媛県の59.9%でした。

警察庁によりますと、全国でことし7月末までに起きた自転車乗車中の事故で死亡した人の数は167人で、このうち9割にあたる150人がヘルメットを着けていなかったということです。

青森県警察本部交通企画課は「ヘルメットは頭を守る上で非常に大切なので、引き続き広報・啓発活動に力を入れたい」と話していました。

警察は来週始まる秋の全国交通安全運動でも自転車に乗る際のヘルメット着用を広く呼びかけることにしています。