“発達障害児がアートで自己表現を” 青森でワークショップ

発達障害のある子どもたちにアートを楽しんでもらおうというワークショップが、9日、青森市で開かれました。

この催しは、発達障害のある子どもたちに、アートを通じて、自分を表現してもらおうと、生きづらさに困っている人を支援する、青森市のグループが初めて開きました。

会場の青森県立美術館には、発達障害のある小学生の子どもとその保護者など合わせて17人が参加しました。

ワークショップでは地元のアーティストの女性が講師となり、廃棄される予定だった綿のシーツに絵の具を使って筆や手足で描いたり、ハサミで布を切り取って模様にしたりして作品をつくりました。

このうち、小学3年生の男の子は、「青森ねぶた祭」をモチーフに青や黄色の絵の具を、シーツいっぱいに垂らしてダイナミックに模様を描いていました。

9日制作した作品は、12月中旬に開かれる芸術作品の展示会で披露されるということです。

参加した小学1年生の女の子は、「絵の具を使って描くのは気持ちがすっきりして楽しかったです」と話していました。

また、イベントを企画したグループの代表の小澤幸恵さんは、「ふだんはこうして気持ちを発散することが少ないと思うので、全身で表現できてよかったと思います。みんなとてもきらきらしていて最高でした」と話していました。