「台湾からさらに観光客を」現地の旅行会社招いて商談会開催

海外からのインバウンド需要が回復する中、台湾からさらに観光客を呼び込もうと現地の旅行会社を招いて青森の魅力をPRする商談会が開かれました。

この商談会は、新型コロナの感染拡大以前に多く県内を訪れていた台湾からの観光客の回復につなげようと県が開いたもので、台湾の旅行会社7社と県内22のホテルや観光施設などの担当者が参加しました。

会場では、ホテルなどの担当者が台湾側のブースに順番に入りホテルへのアクセス方法や温泉など設備の説明をしたり紅葉やスキーなど県内の観光地の季節ごとの魅力をPRしたりしていました。

平川市の観光ホテルの担当者は「青森の良さを改めて最初から説明することを意識しました。台湾側の人も熱意をもって聞いているように感じ、とてもよい機会になった」と話していました。

ことしの上半期の県内の台湾からの宿泊客数は、新型コロナの感染拡大前の7割ほどにまで回復していて、県としては、秋の観光シーズンにも多くの観光客を呼び込むことでさらなる回復につなげたい考えです。

県誘客交流課の佐藤宏課長は「青森と台湾は輸出や企業間の交流なども活発なので、観光の分野も1日でも早くコロナ禍前の水準に戻せるように努力したい」と話していました。