世界遺産の縄文遺跡群 青森と函館の高校生が遺跡について交流

「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産に登録されてから2年となったことを記念して、遺跡がある青森市と函館市の高校生が文化遺産についての学びを通じて交流しました。

この交流会は、北海道教育庁渡島教育局が企画し、5日、函館市の南茅部高校の生徒4人が青森南高校を訪れました。

交流会では、南茅部高校の生徒が函館市内にある2つの縄文遺跡群の歴史や地域の魅力を紹介したあと、地元の小中学生との縄文文化に関する交流会の開催や遺跡周辺の清掃などの活動を行っていることを報告しました。

続いて青森南高校の生徒は、世界遺産検定の2級を取得して小中学生向けに勉強会を開いたことや、市内の小牧野遺跡で行われた催しで土器作りを行うブースを設け、来場者に縄文文化を身近に感じてもらう取り組みを行ったことなどを発表しました。

南茅部高校の女子生徒は「勉強会を開いたことなどを知ることができ、貴重な経験になった。これからの自分たちの活動に役立てていきたい」と話していました。

青森南高校の女子生徒は「私たちより深く研究していてすごいと思った。今後、ビデオを制作するなどしてもっと縄文文化のすばらしさを広めたい」と話していました。