高齢者が地元高校生からスマートフォン操作学ぶ むつ市

スマートフォンの操作に慣れていない高齢者が地元の高校生に手伝ってもらいながら基本的な操作や通信アプリの使い方を学ぶ教室がむつ市で開かれました。

この教室は、今年度からむつ市が始めた取り組みで、4日は市内の高齢者7人と、そのサポート役として地元の県立大湊高校で福祉について学んでいる3年生4人が参加しました。

高齢者たちは隣に座った高校生からスマートフォンの文字入力の方法を教わったあと、通信アプリの「LINE」の利用にも挑戦しむつ市の公式アカウントなどの登録のしかたを学んでいました。

また、高齢者は通信アプリのビデオ通話機能の使い方も練習しスマートフォンの画面に映った高校生の顔を見ながら会話を楽しんでいました。

参加した高齢者は「孫やひ孫から教わっているみたいでとても楽しくできました。教わったことを練習するためにも何度かやってみたい」と話していました。

また、大湊高校の女子生徒は「私もスマートフォンは少し不慣れなところがあったけれど高齢者と楽しく話しながらできたのでよかった。目を見て大きな声ではきはき話すことを意識しました」と話していました。

むつ市は今月11日にもこの教室を開くことにしていますが希望者がすでに定員に達していて来年度以降の開催も検討しているということです。