青森県内の刑法犯罪件数 去年は全国で最も高い増加率

青森県内でことしの上半期の詐欺や窃盗などの刑法犯罪の件数は去年の同じ時期より680件増え、増加率は全国で最も高くなりました。

青森県警察本部によりますと、ことしの上半期に認知した刑法犯罪の件数は、暫定値で2108件で、去年の同じ時期より680件増えました。

率にすると47.6パーセントの増加で、増加率は全国で最も高くなりました。

中でも、全体のおよそ6割を占める「窃盗」は、1222件で、去年の同じ時期より350件増えました。

また、殺人や放火などの重要犯罪は45件で去年の同じ時期より15件増え、過去5年間で最も多くなりました。

刑法犯罪の認知件数は全国的に増加傾向で、件数をとりまとめている警察庁は新型コロナ対策の行動制限がなくなったことなどが背景にあると分析しています。

県警察本部は「特に増えている盗難の被害を防ぐため、少しの時間であってもカギをかけることや、性能の高い防犯カメラを導入するなどの対策を取ってほしい」と話しています。