「青森ねぶた祭」人出は約101万人 ことしからAI使い集計

7日最終日を迎えた「青森ねぶた祭」について主催者側は6日間の期間を通じた人出はおよそ101万人に上ったと発表しました。
去年よりおよそ4万人減っていますが、ことしからAI=人工知能を使った集計方法に変えたためでより現実的な数字になったとしています。

ことしの「青森ねぶた祭」は、ねぶたの周りで踊る「ハネト」の自由参加を認めるなど、4年ぶりに新型コロナの制限のない形で行われ、7日の「海上運行」で6日間の日程を終えました。

青森ねぶた祭の人出について祭の主催団体の1つ、青森観光コンベンション協会が発表し、6日間の合計で101万人となりました。

3年ぶりの祭開催となった去年の人出と比べるとおよそ4万人減っているほか、コロナ禍前の4年前のおよそ285万人と比べて、3割程度となっています。

これについて主催者側はことしは集計方法を見直し、沿道の人出をAIが画像を解析してカウントする手法に変えたことが影響しているとしています。

祭の実行委員会の佐藤建一委員長は、「人の入り自体は去年より増えていると思う。現実的な数字になったということだ」と話しています。

一方、自由参加となった「ハネト」の人数は、11万人あまりとなり、事前登録制だった去年と比べ、13倍以上に増えているほか、4年前のコロナ禍前よりも増えました。

佐藤委員長は、「ようやく4年ぶりのフルスペック開催で、祭を担う人や皆さんが本当に待ち焦がれ、天気にも恵まれたいい青森ねぶた祭だった。いまの運行方法を含めて直すべきところもいくつかあるが、検討や協議を進めて、来年もさらによい青森ねぶた祭にしたい」と話していました。