「ねぶた大賞」は「青森菱友会」が受賞 6日表彰式 青森市

ことしの「青森ねぶた祭」で最も優れたねぶたを運行した団体に贈られる「ねぶた大賞」に「青森菱友会」が選ばれ、6日、表彰式が行われました。

ねぶたの審査は、祭りの主催団体や市民によって行われ、6日青森市の「ねぶたの家ワ・ラッセ」で行われた表彰式で、運行団体や制作者にあわせて10の賞が贈られました。

このうち、ねぶたの出来栄えや、囃子やハネトとの一体感など、総合的に最も優れた団体に贈られる「ねぶた大賞」には、「牛頭天王」を運行した「青森菱友会」が選ばれました。
「青森菱友会」の受賞は、新型コロナの影響で中止になった年を挟んで4年連続6回目です。

また、最も優れたねぶたを作ったねぶた師に贈られる「最優秀制作者賞」には、このねぶたを手がけた第7代ねぶた名人の竹浪比呂央さんが選ばれました
竹浪さんも4年連続、9回目の受賞です。

「牛頭天王」は、疫病よけの御利益があると信仰されてきた神様が人々にお札を与える姿を題材にしていて、比較的飾りつけが少ないなか主人公が際立つ点などが高く評価されました。

竹浪さんは「今回は、若いねぶた師も数多く出てきていたので気合いを入れて制作した。若い人を育てるためにもまだまだ頑張って良いものを作り続けていきたい」と話していました。