弘南鉄道大鰐線で列車が脱線けが人なし 運転再開見通したたず

6日午前、大鰐町の弘南鉄道大鰐線で列車が脱線しました。
けがをした人はいませんでしたが、大鰐線は全線で運転ができなくなっていて、再開の見通しはたっていないということです。

弘南鉄道によりますと、6日午前11時32分ごろ、大鰐町宿川原で弘南鉄道大鰐線の大鰐駅発、中央弘前駅行きの2両編成の列車が走行中に動けなくなりました。

職員が確認したところ、列車は大鰐駅から500メートルほど走行した場所で止まり、後ろ側の車両の左右に付いている4つの車輪のうち、前の2つの車輪が線路から外れた状態になっていたということです。

当時、列車の中には運転手1人のほか、18人の乗客が乗っていましたが、けがはなく、弘南鉄道が用意したタクシーでそれぞれ目的の駅まで送りました。

この影響で、大鰐線は全線で運転ができなくなっていて、再開の見通しはたっていないということです。

弘南鉄道や警察が脱線した原因を調べることにしていて、今後、国の運輸安全委員会も現地で調査をする予定です。

弘南鉄道大鰐線では、4年前の2019年にも走行中の列車が脱線する事故が起きています。