鰺ヶ沢町に赴任の教職員 地域を巡り町の歴史や文化を学ぶ

鰺ヶ沢町に赴任した教職員が、地域を巡って町の歴史や文化についての理解を深める研修会が開かれました。

この研修会は、地域の魅力を知り授業に生かしてもらおうと、鰺ヶ沢町が町内の小中学校に赴任して3年未満の教職員などを対象に毎年この時期に開いています。

31日は、教職員や町の関係者などあわせておよそ20人が、学芸員の説明を受けながら町の歴史や文化を伝える建物など9か所を巡りました。

このうち、本町地区にある町奉行所の跡地では、江戸時代から明治時代にかけて弘前藩の奉行所が置かれたあと、町の中心地として役場などが建てられてきたことを学んでいました。

このあと、一行は江戸時代から明治にかけて日本海側の物流を支えた「北前船」にまつわる場所を巡り、北前船で移住してきた人が現在も続く酒蔵を作ったことなどを教わっていました。

参加した小学校の男性教諭は「鰺ヶ沢の歴史や文化が再確認できた。大きくなってまた町のためにがんばってくれるような小学生を育てていきたい」と話していました。

また、中学校の男性教諭は「鰺ヶ沢町は商人の町だということがよく分かった。子どもたちがわくわくしながら町のことを勉強できるよう、きょう学んだことを伝えていきたい」と話していました。