「青森ねぶた祭」を前に宿泊施設で消防が防火設備などを点検

来月2日から始まる「青森ねぶた祭」を前に、多くの観光客の利用が見込まれる宿泊施設で消防が避難経路や防火設備の点検を行いました。

ことしの「青森ねぶた祭」は4年ぶりに制限のないコロナ禍前とほぼ同じ形で開催されることから、市内のホテルや旅館を利用する人が増加することが見込まれています。

これを前に、青森市の中央消防署が、火災への備えを万全にしようと25日から市内18か所の宿泊施設で点検を始めました。

このうち青森市中心部のホテルには消防署の職員3人が訪れ、防火扉や防火シャッター、それに非常階段に物が置かれていないかなどを、ホテルの担当者とともに見て回りました。

また、消火栓の扉を開けて、ホースの金具が接続されているかや、エレベーターや客室の前に設置されている消火器が、消防法で定められている半年に1回の点検を受けているかなどを、館内図を見ながら確認していきました。

中央消防署の八木橋充消防司令長は、「宿泊施設の避難経路は人命救助に関わるので、維持管理状況を重点的に確認しました。宿泊される方はまずは避難経路を確認して頂きたい」と話していました。