「黒石ねぷたまつり」を前に 小中学生のねぷた絵の展示へ

青森県黒石市で今月下旬から始まる「黒石ねぷたまつり」を前に、地元の小中学生が制作したねぷた絵の展示が25日から始まります。

この取り組みは、ねぷた絵師を目指す子どもたちの作品を多くの人に見てもらおうと、地元のNPO法人などが行っていて、25日から会場の黒石市内の信用金庫で市内や周辺の小中学生、6人の作品が展示されます。

これを前に、24日は絵を描いた子どもたちがみずから展示の準備を行いました。

ねぷた絵は、いずれも縦横1.6メートルほどで、このうち、平川市の中学1年生天内紀稀さんの作品は、水滸伝に登場する林冲という武将が女性の頭領を生け捕りにする、迫力ある姿が描かれています。

また、弘前市の小学6年生の菊池虎太朗さんは、三国志演義に登場する武将、張飛の姿をグラデーションを生かして鮮やかに表現しています。

展示作業にあたった天内さんは、「展示できてうれしい。林冲の左手の描き方にこだわったので、見てもらいたい」と話していました。

また、菊池さんは、「6人の絵の色使いの違いなどを見て、楽しんでもらいたい」と話していました。