夏の観光シーズン前に 五所川原のホテルや旅館で防火対策確認

夏の観光シーズンを前にホテルや旅館で防火対策が十分取られているか確認する消防の立ち入り検査が五所川原市で行われました。

五所川原市では、来月4日から地域を代表する夏祭り、「五所川原立佞武多」がことしはコースを短縮せず通常開催される予定で、市内のホテルや旅館を利用する人も増加するとみられています。

祭りなど夏の観光シーズンを前に市内にある6つのホテルや旅館で防火対策が十分取られているか確認する地元の消防の立ち入り検査が21日行われました。

このうち、市内にある大型商業施設に隣接するホテルでは、消防の職員4人がフロントや厨房で働く従業員に火事が起きた際の避難経路や宿泊客の誘導方法を確認したほか、消火栓の扉を開け、適切にホースが巻かれていることや点検実施日が記載されたシールが貼られていることなどを確認していました。

このホテルを経営する中山佳社長は「火事はいつ起きてもおかしくないと意識し、いざというときにしっかりと対応ができるよう避難訓練などに努めている。皆さんには安心して五所川原に遊びにきてほしい」と話していました。

五所川原地区消防事務組合消防本部の一戸孝喜係長は「夏祭りの時期には日本語に不慣れな外国人含め多くの人が利用すると思うので、適切に対応できるよう気をつけてほしい」と呼びかけていました。