青森県「ヘルパンギーナ」感染者が増加傾向 4地域で警報継続

全国的に増えている夏かぜの一つで、幼い子どもが感染しやすい「ヘルパンギーナ」について県内でも感染者の増加傾向が続いていて、上十三保健所など4つの地域で警報が継続しています。

県は感染症について今月16日までの1週間の状況を発表しました。

このうち、幼い子どもを中心に感染する夏かぜ、「ヘルパンギーナ」については県内38の医療機関の感染者数はあわせて398人で前の週から41人増えています。

また、1医療機関あたりの平均は10.47人となっていて、過去10年間で最も高くなっています。

なかでも、上十三保健所管内では、1医療機関あたりの平均が22.33人と最も多く、五所川原保健所管内では12.20人、東地方保健所管内と青森市では10.29人、三戸地方保健所管内と八戸市では9.88人となっていて4つの地域で警報が継続されています。

また、弘前保健所管内でも5.63人と、警報レベルの基準の6人に近づいていて、県は手洗いやタオルを共有しないなどの基本的な感染対策の徹底を呼びかけています。

一方で、新型コロナウイルスについては県内60の医療機関で感染者数はあわせて243人、1医療機関あたりの平均では4.05人で前の週より0.30人減っています。