下北地域5市町村の首長と函館市長が懇談 交流人口拡大へ連携

むつ市など下北地域の5つの市町村の首長が函館市長と懇談し、下北半島と函館を結ぶフェリーを活用した広域観光など交流人口の拡大に向けて連携して取り組む方針を確認しました。

むつ市の山本市長や大間町の野崎町長など下北地域の5人の市町村長は14日、函館市役所を訪れことし4月に就任した大泉市長と懇談しました。

下北地域の5つの市町村の首長がそろって函館市長のもとを訪れるのは初めてで、むつ市の山本市長は「函館はインバウンドの観光客が多く、下北地域にも誘客したい」と述べ、利用者数の減少が課題の大間町と函館市を結ぶフェリーを活用して広域観光を推進することなど、交流人口の拡大に向けた連携を呼びかけました。

これに対し大泉市長は「広域観光は非常に伸びしろがある。協力して広域観光のレベルを上げ函館でも観光消費額を増やしたい」と応じました。

懇談のあと、函館市の大泉市長は「これから広域観光の面でお互い重要な役割を果たすことになると思う。特にインバウンドの面を強化し互いの価値を高めていくことが重要だ」と述べました。

また、むつ市の山本市長は「交流人口の拡大を一緒にやっていこうという力強いことばをいただいたので、青森県と北海道を含めて連携を深めていきたい」と話していました。