自分をコントロールする方法学ぶ 「いじめ防止」の出前授業

いじめにつながる行動を防ぐため、自分のストレスをコントロールする方法を学ぶ出前授業が五所川原市の中学校で開かれました。

この出前授業は五所川原市教育委員会の「子どもいじめ相談室」が開き、12日は五所川原第三中学校の2年生およそ90人が参加しました。

生徒たちは講師からストレスがたまると攻撃的になり、そこからいじめに発展する可能性があると説明を受けました。

続いて、生徒たちは班に分かれてストレスの発散方法について考え、「寝る」、「食べる」、「ペットと遊ぶ」といった方法を紙に書き出していきました。

講師は班ごとの紙を発表し、さまざまな方法でストレスの発散を心がけるよう促したほか、心を落ち着ける自分なりの文言を考えておき、自分がいらだっていると感じたときに唱えるとよいことなど、ストレスをコントロールするコツを伝えていました。

授業ではこのほか、ある生徒が友人のことについてSNSに書き込んだことで関係が壊れてしまった事例なども紹介され、生徒たちはSNS上で不用意に書き込みをしないことや、書き込みをする際には相手を傷つけないよう慎重にことばを選ぶことなどを学んでいました。

女子生徒の1人は「もしいじめを見つけたら、傍観者にならないよう周りに相談するようにしたい」と話していました。