むつ沖の鯛島 観光遊覧船の運行前に清掃活動

下北ジオパークの見どころの1つ、むつ市沖合の「鯛島」に向けて観光遊覧船が今月下旬から運航を始めるのを前に9日、ボランティアなどが島を訪れ、清掃活動を行いました。

「鯛島」は、むつ市脇野沢地区の沖合およそ1キロのところにある、横から見ると魚のような形をした無人島で、特色ある地形や岩が下北ジオパークの見どころの1つになっています。

この「鯛島」に観光客が上陸できるコースの運航をむつ市の観光遊覧船が今月下旬から始めるのを前に9日、地元のボランティアや下北ジオパークのサポーターの会の人などおよそ30人が島を訪れ、清掃活動を行いました。

「鯛島」はオオセグロカモメなどの繁殖地になっていて、訪れた人たちは船着き場や遊歩道をブラシでこすって、鳥のふんなどの汚れを丁寧に落としていました。

また、神社に続く階段では、参拝に訪れた人が上りやすいよう雑草を抜いたり、枯れ草などを取り除いたりしていました。

清掃活動を行った脇野沢ボランティアの会の田中喜久美会長は「すごくきれいになって、これで鯛島にお客さんを呼べます。大勢の方が来てくれるといいなと思います」と話していました。

むつ市の脇野沢港を発着し「鯛島」に向かう市の観光遊覧船のコースは、今月22日から10月14日まで1日1便、運航される予定です。