弘南鉄道大鰐線で車両に「金魚ねぷた」飾り付け

青森県弘前市と大鰐町を結ぶ弘南鉄道大鰐線の車両に津軽地方で古くから親しまれている「金魚ねぷた」の飾り付けが行われました。

弘南鉄道では津軽地方の夏祭りの雰囲気を楽しんでもらおうと車両の内部に「金魚ねぷた」を飾り付けた「金魚ねぷた列車」を毎年、運行しています。

30日、津軽大沢駅の車庫で弘南鉄道と市の職員が取り付け作業を行いました。

職員たちは直径10センチほどの金魚ねぷた350個を、LEDライトを取り付けた網だなや手すりにつり下げたあと、ワイヤーを使ってしっかりと固定していました。

「金魚ねぷた列車」は、1日から8月末まで毎日8往復ほど運行され、午後5時以降は車内のライトが消されて金魚ねぷたの明かりが浮かび上がる幻想的な雰囲気が楽しめるということです。

弘南鉄道の五十嵐慶太朗さんは、「車内の金魚ねぷたを見て、津軽らしい夏のおもむきを楽しんでほしい」と話していました。