下北地方で「夏秋いちご」の収穫が盛ん

下北地方では、涼しい気候を生かして栽培され夏から秋にかけて実をつける「夏秋いちご」の収穫が盛んに行われています。

「夏秋いちご」は、国産のいちごが品薄になる夏から秋にかけて収穫され、下北地方ではむつ市と東通村でおよそ20軒の農家が栽培しています。

このうち東通村の村田睦夫さんの農業用ハウスでは、先月中旬から「夏秋いちご」の収穫作業が始まっていて、パートの人たちが赤く色づいた実をひとつひとつ丁寧にもぎ取っていました。

村田さんはあわせて31棟の農業用ハウスでケーキなどのスイーツに使われる「赤い妖精」や「夏のしずく」など3つの品種のいちごを栽培していて、ことしは春に暖かい日が続いたことから、例年より10日ほど早く収穫を始めたということです。

村田さんは「円安で輸入のいちごが結構高値になっていることなどから、たくさん注文が来ています。下北の気候を生かした形で収穫量を増やせるよう努力していきたい」と話していました。

「夏秋いちご」の収穫は11月ごろまで続き、首都圏をはじめ関西や中部地方などにも出荷されるということです。