外国人観光客がりんご園で体験ツアー 摘果作業を体験

弘前市のりんご園で外国人観光客向けの体験ツアーが開かれ、シンガポールからの家族が余分な実を取り除く「摘果」の作業を体験しました。

弘前市のりんご農園「みらいファーム・ラボ」は年間を通してりんごの摘果や収穫などの体験ツアーを開いていてことし4月からは、外国人観光客も取り込もうと観光情報サイトを通じて海外向けにも募集を行っています。

22日はシンガポールからの家族7人が農園を訪れ、摘果を体験しました。

7人はまず、通訳を介してりんごの栽培には年間を通じてさまざまな作業があり、このうち「摘果」は大きくおいしい実を育てるために欠かせない作業であることなどを学びました。

このあと7人は職員の手ほどきを受けながらどの実を残すかを見極め、余分な実を慎重に取り除いていました。

参加した女性は「シンガポールでも売っている青森県のりんごの作業を体験できてよかった。帰国したら周りの人にもぜひすすめたい」と話していました。

「みらいファーム・ラボ」の高村瑞穂さんは「海外には青森県のりんごに興味を持っている人も多いので今後も観光客を受け入れてさらにPRしていきたい」と話していました。