副知事に県総務部長の小谷氏を起用と発表

今月末に知事に就任する宮下宗一郎氏は、副知事に、総務省出身で現在、県の総務部長を務める小谷氏を起用すると発表しました。

今月28日に三村知事が退任するのにあわせて、現在の青山副知事と柏木副知事、それに和嶋教育長も今月28日付で退任します。

宮下氏は19日、青森市内で報道関係者の取材に応じ、副知事について、2人体制を維持する考えを示したうえで、1人は現在、県の総務部長を務める小谷知也氏を起用すると発表しました。

小谷氏は和歌山県出身の44歳。

平成14年に総務省に入省し、これまで総務大臣官房秘書課長補佐などを務め、おととし8月から県の総務部長を務めています。

宮下氏は、小谷氏について「『県庁大改革』では、さまざまな分野でスピード感を持った改革・改善を行うが、これに応える資質がある。総務省出身なので、国や市町村との関係を構築し、県政の前進に向けて大いに務めてくれると確信している」と述べました。

また、もう1人の副知事については、基本的に県庁の職員を「抜擢する」としたうえで、「年齢や性別にとらわれず能力を重視して考えたい」と述べ、知事就任後、9月の定例県議会までに人材を見極める考えを示しました。

さらに教育長には、地元新聞社の元常務、風張知子氏を起用する考えを示し、「全く新しい目線で教育改革に取り組んでほしい」と述べました。