鰺ヶ沢町 地元の高校生が漁業を学ぶ体験授業

鰺ヶ沢町で地元の高校生が、漁業について学ぶ体験授業が開かれました。

鰺ヶ沢高校では、生徒たちに、地元への関心を高めてもらおうと地域産業について学ぶ体験授業を開いています。

13日は、1年生16人が、町の基幹産業の1つ、漁業について学ぼうと、鰺ヶ沢漁港を訪れました。

生徒たちは、町の職員から、町の沖合ではヒラメやヤリイカそれにハタハタなどがとれることや、自然環境の変化などの影響で、水揚げ量が減ってきていることなどを教わっていました。

また、漁業者の担い手不足が課題とされていることから、持続可能な漁業への転換や、漁業の魅力を発信することが求められているといった説明を受け、生徒たちは真剣な表情でメモを取っていました。

このあと、釣りを体験する時間も設けられ、生徒たちは、港の岸壁から釣り糸を垂らし、小さなイワシを釣り上げては、歓声を上げていました。

参加した1年生の男子生徒は、「漁業の人手不足という課題があることや、漁獲量によって稼ぎが違う、ということが分かりました。釣りは楽しかったので、またやってみたいと思いました」と話していました。

また別の女子生徒は、「後継者不足という課題に対し自分も何か手助けができればと思いました。きょうの釣りは楽しかったです。今度はアジを釣ってみたい」と話していました。