青森県知事選挙 宮下宗一郎氏が初当選 戦後最年少の知事誕生

任期満了に伴う青森県知事選挙は4日投票が行われ、元青森県むつ市長の宮下宗一郎氏が、40万票余りを獲得して初めての当選を果たしました。
宮下氏はすべての市町村で元青森市長などを上回り、青森県知事としては戦後最年少の知事誕生となりました。

県知事選挙の開票結果です。
宮下宗一郎、無所属、新、当選、40万4358票。
小野寺晃彦、無所属、新、17万4155票。
横垣成年、無所属、新、1万516票。
楠田謙信、無所属、新、4769票。

宮下氏が元青森市長の小野寺氏など、新人3人を抑え、初めての当選を確実にしました。

宮下氏はむつ市出身の44歳。

前の市長だった父親の死去に伴って、国土交通省を退職し、平成26年のむつ市長選挙に立候補して当選。

その後、8年8か月市長を務めました。

今回の選挙戦で、若者があふれる「青森新時代」を実現すると訴えたほか、農業従事者などの所得向上を掲げました。

そして「自主投票」となった自民党・公明党の支持層に加え、いわゆる無党派層などからも幅広く支持を集めました。

県選挙管理委員会によりますと、これまでの県知事で最年少は20年前、47歳で初当選した三村知事で、青森県知事としては戦後最年少の知事誕生となりました。

宮下氏は、青森市を含む県内40市町村すべてで小野寺氏などほかの候補を上回りました。