青森県産りんごの輸出量が過去最大 品質のよいりんご生産

青森県産が大半を占めている国産のりんごの今シーズンの輸出量は去年9月からことし4月末までで3万8554トンと、過去最大となりました。

財務省の貿易統計によりますと、県産が大半の国産りんごの輸出量は、今シーズンは去年9月からことし4月末までの8か月間で3万8554トンと、これまでで最も多かった平成27年のシーズンをすでに2000トン余り上回り統計を取り始めた昭和63年以来過去最大となりました。

輸出先は台湾が2万8126トンと最も多く全体の7割を占めていて次いで香港が8747トンとなっています。

輸出量が過去最大となった理由について県は品質のよいりんごが生産されたことや、春節の時期がことしは去年より早く訪れたことにあわせて台湾での販売促進活動を早めに展開したことを上げ、アメリカ産のりんごが不作だったことや円安も追い風になったと分析しています。

これに伴い輸出額も過去最高のおよそ188億9千万円となり初めて180億円台に達しました。

県観光国際戦略局の松尾英輔次長は「過去最大の輸出になったのは非常に喜ばしいことです。早めの販売促進活動に取り組むとともに台湾・香港以外にも販売エリアを広げていきたいです」と話していました。