三沢市長選挙 小桧山氏が無投票で再選

任期満了に伴う三沢市の市長選挙が28日告示され、現職の小桧山吉紀氏の2回目の当選が無投票で決まりました。

三沢市の市長選挙は、無所属で自民党と公明党が推薦する現職の小桧山吉紀氏のほかに立候補の届け出がなく、小桧山氏の2回目の当選が無投票で決まりました。

小桧山氏は、三沢市出身の73歳。
三沢市議会議員を2期務めたあと平成19年から県議会議員を3期務め、前回4年前の市長選挙で初当選しました。

三沢市の人口はおよそ3万8000。
アメリカ軍と航空自衛隊が共同で運用する三沢基地などが立地していることに関連する補助金や交付金が、市の予算の2割程度を占める一方、戦闘機の騒音で生活に支障が出ているとして一部の住民が早期の集団移転を要望していて、騒音対策が課題となっています。

また、東京や大阪などを結ぶ便がある三沢空港を活用した地域の活性化や、子育てや教育の支援策をどう進めるかなども課題となっています。

小桧山氏は「基地との『共存共栄』を実現するためにも騒音で苦しむ地区の早期移転に向けて国と粘り強く交渉していく。今後も市民の声を聞きニーズを把握しながら子育て支援策などを進めていきたい」と話していました。