シンガポールからの短期留学生らが酪農の仕事体験 むつ市

むつ市の特産品を海外で販売する戦略を検討しようと、シンガポールからの短期留学生たちが、24日、市内の牧場を訪れ酪農の仕事を体験しました。

むつ市の牧場を訪れたのは、アジアでトップクラスの大学として知られるシンガポール国立大学からの短期留学生3人と、青森大学むつキャンパスの日本人学生1人のあわせて4人です。

ことし11月に、シンガポールでむつ市の特産品を売り込むイベントが予定されていて、学生たちは、商品の販売戦略を検討することになっています。

その参考にしようと、学生たちは24日から、むつ市内5つの事業所に分かれて仕事を体験していて、このうち牧場を訪れた学生たちは乳牛を見るのも触るのも初めてで、牧場の人に教わりながら乳搾りの作業を体験しました。

このあと、この牧場が生産している「のむヨーグルト」を味わって、新鮮な牛乳の加工についても学んでいました。

シンガポール国立大学の男子学生は「最初はとても怖かったが牛乳がどんどん出てくるのでびっくりした」と話していました。

また、女子学生は「のむヨーグルトがとても濃厚で牛乳本来の甘さが感じられた。新鮮さと濃厚な味がセールスポイントになると思う」と話していました。

短期留学生たちは、26日まで、生産現場での仕事を体験しながら日本人学生と一緒に商品の海外での販売戦略を検討するということです。