三沢市の小学6年生 ヘアドネーションに参加

病気の治療などで髪の毛を失った人に自分の髪の毛を提供する「へアドネーション」の取り組みに三沢市の小学6年生が参加し、「困っている人の役に立てればうれしい」と話していました。

髪の毛を提供したのは三沢市の小学6年生、安田雪乃さん(11)で、へアドネーションの取り組みを知って以来、母親とともにおよそ3年かけて髪の毛を自分の腰ほどまで伸ばしてきました。

先週金曜日の19日、雪乃さんは髪の毛を提供するため三沢市内の理容院を訪れました。

まず、髪を切りやすいように理容師にとかしてもらい、髪の毛を13の束に分けてもらいました。

そして、毛先から40センチほどのところにはさみが入れられ、髪の毛の束を1つ1つ切ってもらいました。

取り組みには、雪乃さんの母親の早苗さんも参加していて、2人の髪の毛は今後、子どもたちのために無償で医療用ウイッグを作っている会社に提供されるということです。

雪乃さんのいとこは、ことし3月に白血病とわかり、闘病生活を送っているということで、雪乃さんは「いとこのように困っている人のために役立ててもらえれば、うれしいです」と話していました。