幼稚園で不審者の侵入を想定した防犯訓練 五所川原市

五所川原市の幼稚園で18日、不審者の侵入を想定した防犯訓練が行われました。

五所川原市の金木幼稚園では、6年前から、不審者に対応する防犯訓練を行っていて、18日の訓練には園の職員や園児たち、合わせておよそ30人が参加しました。

訓練は不審な男が、幼稚園の玄関口まで侵入し「子どもに会わせろ」などとしつこく要求するという想定で行われ、職員1人が男を引き止めているあいだに、別の職員が警察に通報しました。

そして、無理矢理押し入ろうとする男を、職員たちがさすまたを使って押さえつけているあいだに、警察官が到着し、すばやく取り押さえていました。

一方、子どもたちは、別の職員に導かれながら、安全な場所まで静かに移動していました。

このほか幼稚園では防犯教室も開かれ、誘拐などの犯罪に巻き込まれないための、「いかない」、「のらない」などの頭文字をつなげた、「いかのおすし」という標語を学んでいました。

訓練に参加した30代の女性職員は、「いつ不審者がやってくるかは分からないので、こういった訓練を行うことは大切だと思います。きょうの訓練を生かして、子どもたちの安全を守りたい」と話していました。

また、5歳の男の子は、「いかのおすしのことばを覚えました。知らない人に誘われても、ついていきません」と話していました。