海自が大型無人機の試験運用開始 八戸航空基地が拠点

海上自衛隊は、有人の哨戒機で行っている警戒監視などの任務を無人機で代替できないか検証するため、青森県の基地を拠点に大型無人機の試験運用を開始しました。

海上自衛隊が9日から試験運用を始めたのは、地上から操縦を行う大型の無人機「シーガーディアン」です。

機体は、アメリカの防衛企業から借り受け、青森県の八戸航空基地を拠点に、来年9月ごろにかけておよそ2000時間飛行させ、有人の哨戒機で行っている警戒監視などの任務を代替できないか検証するとしています。

シーガーディアンは、海上保安庁が去年から八戸航空基地を拠点に運用しています。

防衛省は、警戒監視や情報収集など幅広い分野で無人機の活用を進めていて、去年12月には大型の無人偵察機「グローバルホーク」を運用する部隊が青森県の航空自衛隊三沢基地に発足しています。