養鶏場で死んだニワトリ 簡易検査で鳥インフルの疑い 蓬田村

23日、青森県蓬田村の養鶏場でニワトリが50羽死んでいるのが見つかり、簡易検査の結果、鳥インフルエンザに感染した疑いがあることが分かりました。
詳しい検査結果は24日朝にも判明する見通しで、感染が確認された場合、県はこの養鶏場で飼育されているおよそ33万羽のすべてのニワトリを処分する方針です。

県によりますと、23日午前、蓬田村の卵用のニワトリを飼育する養鶏場でニワトリ50羽が死んでいるのが見つかったと青森家畜保健衛生所に連絡がありました。

県が簡易検査を行ったところ、13羽のうち11羽から鳥インフルエンザの陽性反応が出たということで、県は、詳しい遺伝子検査を進め、24日の朝にも結果が判明する見通しです。

ウイルスが検出された場合、県はこの養鶏場で飼育されているすべてのニワトリ、およそ33万羽を処分する方針です。

また、処分するニワトリが多いことから、県は自衛隊への派遣要請も調整していて、すべての処分完了には1週間程度かかる見通しだということです。

県は、養鶏場から半径3キロ以内でニワトリを飼育している2つの養鶏場について、ニワトリや卵などの移動を禁止するほか、その外側の半径10キロ以内の3つのアヒルの農場にも出荷を禁止する措置をとることにしています。