大型の深海魚「リュウグウノツカイ」佐井村の海岸に漂着
大型の深海魚として知られる「リュウグウノツカイ」が、青森県佐井村の海岸に流れ着いているのが見つかりました。
佐井村矢越の海岸で見つかったのは、詳しい生態は分かっておらず、銀色の体色に細長いフォルムの神秘的な姿で知られる「リュウグウノツカイ」です。
青森県産業技術センター水産総合研究所によりますと、今月19日、岩のりをとりに来た地元の漁業者から連絡を受け、水産総合研究所や出先の水産事務所が「リュウグウノツカイ」と確認したということです。
見つかったリュウグウノツカイは、頭の一部が欠けて死んだ状態で見つかり、大きさは全長3.5メートルほどでした。
水産総合研究所によりますと、これまでに青森県では今回を含めて8例の確認があり、このうち7例は11月から2月にかけて発見されて、最近では、2年ほど前に六ヶ所村で確認されたということです。
水産総合研究所の野呂恭成総括主幹研究専門員は「県内では冬を中心に打ち上げられているので、今回も、水温の変化や西風によって打ち上げられたと思われる」と話しています。