お年寄りが「吊るし飾り」作り 指先使い介護予防 五所川原市
「吊るし飾り」と呼ばれる工作を楽しむ催しが13日、五所川原市で開かれました。
この催しは、お年寄りに指先を使ってもらうことで脳を活性化させ、介護予防につなげようと五所川原市の地域包括支援課が開いたものです。
会場となった五所川原市民学習情報センターには60代から80代までの市民25人が集まり、まず音楽に合わせて体を動かしたり早口言葉を唱えたりして全身をほぐしてから「吊るし飾り」作りに挑戦しました。
参加した人たちは講師役のスタッフから教わりながら、あらかじめ花びらの形に切られた赤や黄色などの厚紙をのりで貼り合わせて、ツバキの花を作り上げていきました。
そして長さ40センチほどの糸に紙で作った花を貼り付け、1時間ほどで色とりどりの花の吊るし飾りを完成させていました。
参加した80代の女性は「作り上げるのに時間がかかるかなと思いましたが、早く完成させられて楽しかったです。作ったものは茶の間に飾りたいですね」と話していました。
また、70代の女性は「手が器用じゃないので難しいかなと思いましたが、楽しくできました。自分なりに作ることができたので良かったです」と話していました。